お葬式にかかる費用について

財団法人日本消費者協会が3年ごとに発表する「葬儀についてのアンケート調査」によりますと、2010年度の結果は約199万円と言われています。しかい、このアンケート調査の回答者は、この協会の消費者モニターと協会会員1024人についての調査で、過去3年間に身内にお葬式があった人294人の回答ですので、あくまでも一つの目安と考えていいでしょう。実際に日本では1年で110万人の人が亡くなり、100万件を越えるお葬式が行われています。お葬式の種類は、社葬から直葬まで様々です。

この調査におけるその費用の内訳を見てゆきますと、葬儀本体の費用が約126万円で寺院関係が51万円、印象接待費並びに返礼品は約45万円となっています。これらの額は、返礼品を除いて、3年前の調査より少なくなっています。ただ、実際に葬儀を行うに当たって、どのような葬儀にするかによって必要な経費は違ってきます。一番安価と言われているのは、通夜、葬儀・告別式を行わず直葬にする場合で、約20万円の料金ですみますし、飲食費などは、参列者の数によって大幅に違ってきます。

寺院関係の費用も戒名をもらうか否か、また戒名の種類によって、金額は違ってきます。葬儀を行う目的は故人を無事に彼岸に送り届ける意味と後に残った人が、故人と十分な別れを惜しんで、今後の生活を前向きに行ってゆく目的があり、その目的に合わせてどのような形でお葬式を行うといいのかを十分に考えて決定する事により葬儀の料金も大きく変わってゆくのです。

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